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こんにちは。旦那です。
今日は旦那の趣味シリーズで、日本酒の「日本酒度」について見ていきます。

日本酒度とは何を表した数値か
日本酒度って聞いたことがありますか?
よく聞く話では、日本酒度が高いほど辛口で、日本酒度が低いほど甘口、なんていいます。それで、こんな表があがっていて、日本酒度の参考に。なんて。
それなら日本酒度っていうのは、日本酒の甘口辛口を表した数値なの? と思うかもしれませんが、厳密に言うとそうではないんです。
日本酒度とは、「その日本酒が水より重いか軽いかを計測した値」のことを指します。
計測には日本酒度計を使用
一例として以下の画像を御覧ください。
この日本酒度を計る装置のことを「日本酒度計」といいます。
温度が15℃の清酒(日本酒度を計りたい清酒)に、特別な浮秤を浮かべます。
この浮秤の浮き沈みによって日本酒度を計ります。
日本酒度計の見方を知ろう
◇浮秤が沈むということは、日本酒の比重が水よりも軽いということです。
=浮秤が低く下がる。(メモリはプラス=日本酒度が高い)
◇浮秤が浮くということは、日本酒の比重が 水よりも重いということです。
=浮秤が高く上がる。(メモリはマイナス=日本酒度が低い)
日本酒の成分は、主に水、アルコール、その他成分で成り立っています。
ちなみにその他成分の大半は糖類です。
アルコールというのは水よりも軽いです。
糖類というのは水よりも重いです。
アルコール<水<糖類
つまりアルコールが多い酒というのは、水よりも軽くなります。
=メモリがプラス=日本酒度が高い
また、糖類が多い酒というのは、水よりも重くなります。
=メモリがマイナス=日本酒度が低い
これが、日本酒度が表している値です。
アルコール発酵が進んだ度合いとも見て取れる
アルコールは酵母が糖類を食べることによって発生します。
そのため、アルコール発酵が進むことで糖類は少なくなっていきます。
つまり、日本酒度計の値を見ることによって、アルコールが多いのか、糖類が多いのかを判断できるということです。
日本酒度と甘口辛口との関係性
甘口、辛口とひと括りにいっても、味わいの種類は微妙に異なります。
それは、甘口辛口が日本酒度という値だけでなく、酸度やアミノ酸度など、他の値によっても左右されるからなんです。
上記の話は別記事にて説明いたします。
日本酒度は平均どれくらいか
一般的に日本酒度は平均マイナス3度〜プラス3度程度と言われております。
ただ中には極端にプラスマイナスの数字が大きい日本酒も存在します。
個人的にはそんな個性的な日本酒を「変態酒」と呼び、大変重宝しております。
例えばこの秋鹿は僕の大好物です。
ぜひ1度は飲んでいただきたい日本酒の1つですね。
ちなみに日本酒度は+14度です。
まとめ
日本酒度とは「その日本酒が水より重いか軽いかを計測した値」を数値化したものであり、一般的には甘口辛口の度合いを示したものです。
ただし、日本酒度が高いからといってキレッキレの辛口かというとそうではなく、酸度であったりアミノ酸度によって絶妙に味わいが変わります。
・・・日本酒の美味しさって複雑で面白いですね。


