私たち夫婦が毎月定期購入している日本酒定期便の体験記事を書きました!ご参考にどうぞ!
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どもです、日本酒大好き旦那です。
今回は④アルコール度数について見ていきたいと思います。

世界で1番アルコール度数が高いお酒
そもそもお酒って色んな種類がありますが、世界で1番アルコール度数が高いお酒って何か知っていますか?
名前くらいは噂で聞いたことありますかね。
そう、ポーランドのスピリタスってお酒です。
なんと96度もあります。火吐くだろ。
でも実際少しの火気で火がつくらしいです。
※良い子は決して遊ばないこと!!
なぜそんなにアルコール度数が高いのか
その理由は蒸留にあります。
原理的には、蒸留とは物質ごとの蒸気圧の差を利用して混合物の特定成分を濃縮する操作である。蒸留したい混合物を加熱していくと、液面から各成分が徐々に蒸発していく。各成分の蒸気圧の和が系の圧力と一致すると沸騰が始まる。そのとき、発生する蒸気の組成はラウールの法則に従い、液面の成分組成と、その温度での各成分の蒸気圧(分圧)の両方から決定される(この平衡状態での気相あるいは液相の成分比と温度の関係をプロットした図を気液相関図と呼び、蒸留の濃縮過程がシミュレートできる)。この蒸気を冷却・捕集すると、通常は温度が低いうちは低沸点成分の比率が高く、温度を上げるにつれ高沸点成分の比率が増すような蒸留
物が得られる。これを繰り返すことで、目的成分の濃度を上昇させることができる。
なんとスピリタスはその作業を約70回も行うんです。
蒸留を行うことによってアルコール度数を高めています。
すごいですね。
世界で最もアルコール度数が高い原酒は
……え、この話の流れから行くとウイスキーとかスピリタスとかじゃないの(´・ω・`)?
なんて思ったのではないでしょうか。
違うんです。
実は世界で最もアルコール度数が高い原酒は、日本酒なんです!!
ちなみにウイスキーとかの原酒は10%程度しかありません。
意外ですよね。
日本酒は逆にアルコール度数を下げる
日本酒づくりの行程に「加水」というものが有りますが、その工程でアルコール度数をわざわざ下げるんですね。
この際日本酒の製造過程も見てみましょう。
日本酒のアルコール度数って、およそ15〜16度くらいなんですが、瓶詰めの少し前の工程で、アルコール度数を調整しています。
アルコール度数による味の違い
アルコール度数によって、味は少なからず変わります。
アルコール度数が低いと、いわゆるジュースみたいにすっと飲みやすくなります。ただそれでは物足りないし、コスパが悪い!と思うツワモノもいますよね。
やはりアルコール度数が高いと、お酒自体が重く、どしっとした味わいになります。
もちろん人によっては、鼻に抜ける感じや、もわっとした感じに「うっ」となってしまうかもしれません。
アルコール度数を低くして日本酒が飲みたい人へ
日本酒に氷を入れてみてください(・∀・)
え、それって邪道じゃない??なんて思われる方もいるかもしれません。
でも日本酒は元々加水をしてアルコール度数を下げているお酒なんです。
大事なのは、日本酒を愉しむ、味わうということ。
万人が美味しいと思える、そんなレンジがとても広いお酒が日本酒です。
氷を入れることで、味わいが軽くなり、とても飲みやすくなります。
ぜひぜひお試しあれ〜
まとめ
日本酒の原酒は世界一アルコール度数が高いんです。
ほとんどの日本酒が、加水によって、15〜16度にアルコール度数を下げて販売されています。
それでも飲みにくいという人がいるようであれば、ぜひ氷を入れて見てください。
ぐっと飲みやすくなります。
日本酒はアルコール度数が高いことにより、よく居酒屋などの飲み放題で、一気飲みをする人も見受けられましたが、それは本質ではありません。
世界を代表する日本酒の味わい深さを、自分が飲みやすいアルコール度数で愉しむということをぜひ試していただきたいと思います。



【コラム】アルコール度数の限界値
ちなみに豆知識として、アルコール度数には限界があるって知ってましたか?
およそ20度前後がその限界と言われています。
日本酒というのは基本的に酵母を使ったアルコール発酵のみで造られるお酒です。
糖分を食べることによってアルコール発酵をする酵母自身がアルコール度数が高くなっていくことによって死滅してしまうんですって。
それにより新たなアルコール発酵はできなくなり、ある時点で発酵が止まってしまうらしいです。